Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

フェスティバルケアンズでのバードウォッチング【完】

フェスティバルケアンズでのバードウォッチング16日間、フェスティバルケアンズの一部としてエスプラネードを中心として近郊各地で行なわれた観察会は、実に600名以上の参加者を動員。平均して一日あたり40人以上が集合して主催する私たちも予想外で驚いた。間違えてはいけないのはここは東京ではなく人口14万人程度の小都市で期間中の殆どは平日だった点だ。40人平均は凄い。とてもこれはガイド一人で面倒を見れるものではないぞ、と言う事で手のあいているメンバーが強制的自主的に各観察会に集まり、会の結束も強くなったと思う。誰だって最初は右も左もわからなかったはず。ベテラン方を見よう見まねでバーダーとして成長するわけで、バードウォッチングで収入を得ている以上こういった機会に参加して今度はビギナーにフィードバックする義務があると思う。


今日はその打ち上げと表彰式、反省会を兼ねてエスプラネード北端で集合。
写真コンテストはゴシキセイガイインコを撮影したどこかの少年(?)がグランプリ。準グランプリはエスプラネードにたたずむオーストラリアクロトキ。これも同じ少年によるものでキングフィッシャーパークから2名分の一泊宿泊券が贈られた。美人バーダーのケイト(中央)が撮ったアサヒスズメは次点。ちなみに、全エントリーを見せてもらったのだけど、あれだなぁ。写真は結局好み。一人一人「おお!」とつぶやく写真が見事に違う。私としては、珍しい野鳥が大きく写っていてピントがばっちり来ていればそれこそが一番の野鳥写真なんだけど。例えば、ヒメミツユビカワセミがダイブした瞬間がそこそこの大きさで、ピントがちゃんと合って写っていればゴシキセイガイインコやクロトキをどう撮ろうと勝負にもならない、というのが個人的な判断基準だが。まぁいいや。アートコンテストは応募者なし。来年は多分やらないでしょう。
注目の24時間耐久バードウォッチングレースは前評判通りアンディーアンダーソンチームが貫禄の優勝。ただ、11年前に彼が樹立した247種類という記録には遠く及ばず189種にとどまった。ジョン&ジョンチームが138種で終わってしまった事からもフィールドのコンディションはあまり良くなかった模様。「珍しいで賞」はササフミフウズラを観察したジョン&ジョンチームへ。優勝したアンディーチームにはオーシャンスピリットクルーズ社からミコマスケイクルーズが贈られた。「あと、サンコーストオプティクス(光学機器専門店)から優勝チームにライカの新型スコープが届いている」とアンディーアンダーソンが横から口を挟んで会場はどよめいたがこれは彼の冗談である。いつだって必ずどこかにギャグを混ぜてくるからな。
なお、ジョンのスピーチによるとオーシャンスピリット社の他にもバードウォッチャーが興味を持ちそうなクルーズをしているフランクランドアイランドクルーズ社、ケアンズハビタットクルーズ社(ビッグキャット社)にも協賛をお願いした所、返事すらなかったらしい。さすがオーシャンスピリット社はバードウォッチングへの理解が違う。これからも、ケアンズを訪れる年間3000-4000人のバーダーは皆ミコマスケイクルーズへ行く事でしょう。あと、何かの賞で野鳥写真集が誰かに贈られていたけど何だったのか聞き逃した。
観察会に参加していただいた皆様、どうも有り難うございました。また来年フェスティバルケアンズにてケアンズ探鳥会は更に盛りだくさんの内容を企画するのでお楽しみに。
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