Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

講演 ”受粉の危機〜誇大広告を超えて”

受粉の危機〜誇大広告を超えて世界的なミツバチの減少が知られるようになって、このままでは食料生産に多大な悪影響が出ると頻繁に見聞きするようになって久しい。しかしJaboury Ghazoul教授によれば、確かに懸念はあるもののメディアが騒ぐほどの影響は見られないという。


確かに一部の種類のミツバチが減少しているが、逆に一部の種類は飛躍的に生息域を広げている事。
ミツバチの国際的な輸入業やレンタル業が出現し(!)効果を上げている事
(レンタルというからには返却するのだろうか、どうやって?)
農業技術は年々進化し、レンタル業などと相まってミツバチが減りだした15年前と比較してもむしろ土地辺りの収穫量や収益は(ミツバチの減少を補って)増えてきている事
すべての果物や野菜、ナッツ類などに受粉媒体動物が必要だという訳ではないこと
などの報告が興味深かった。

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