Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

勉強会”浜辺で営巣する鳥とその保全”

勉強会浜辺で営巣する鳥とその保全に関する勉強会がケアンズで丸一日かけて行なわれた。仕事で最後の一時間半程は退席しなければいけなかったが、午前中から始まり昼食を挟んで三時半頃までさまざまな講義を聴いた。


主催は旧Birds Australiaと旧Bird Observation Club of Australiaという二大鳥関係組織が統合して発足したBirdlife Australia。国内最大の自然環境系団体で1万人以上の有料会員数を持つ。オーストラリアの総人口を考えると、日本野鳥の会よりもずっと大きな存在であることが分かる。
私のいる北クィーンズランド支部のマスコットは写真のパプアソデグロバト。その営巣数調査を私も一昨年から手伝っている


9人のスピーカーが代わる代わる講義。身元は様々で、Birdlife Australia職員、生物学者、市役所員、レンジャー、先住民、海洋保全局など。こういった講義に明らかに不慣れで準備が足りない人も散見されたが、これだけ出自が散らばると切り口は様々で興味深かった。
私はケアンズの干潟のマネージメントには大きな不満を持っていて、問題提起が理論的にできるよう素材を揃えたいと思っていた。その目的はかなり叶えられた。

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