Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

有刺鉄線により死亡する動物の数を減らす初歩的な方法

有刺鉄線とオオコウモリ毎日、オオコウモリやフクロモモンガをはじめ相当の数の動物が有刺鉄線に気がつかず接触して引っかかり、苦しみに満ちた時間のかかる死を不必要に迎えている。(撮影:ユンゲラ/クィーンズランド州中部)




(撮影:ドライアンドラ/西オーストラリア州南部)


(撮影:ジョージタウン/クィーンズランド州北部)
(撮影:ボーリア/クィーンズランド州西部)
これらの残酷な犠牲を防ぐ為の新型フェンスなどももちろん実用化されているのだけど、オーストラリアの土地は途方も無く広い。レバレッジが大きい分コストがかかる方法ではなかなか採用してもらえない。


最も単純かつ一定の効果があるのはこれだ。(撮影:パインクリーク/北部準州北部)
オーストラリアの牧場農場のサイズを考えれば天文学的な数の空き缶を設置する事になるが、動物がよくひっかかる場所はある程度決まっていると思われ重点区域の視認性を高めるだけでも違う。
これは決してオオコウモリだけの問題ではない。オーストラリアの原風景ユーカリの大半がオオコウモリによる夜間の受粉に多くを頼っている。そのユーカリがサポートしている生物数まで問題に含めればほ乳類、鳥類、昆虫類をはじめ途方もない数となる。

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