Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

鳥類調査キャンプのオマケ映像

アウトバック風景

お馴染みの高台からの眺め。4WDでしか来られないし、パンク覚悟が必要。私はフルサイズのスペアタイヤの他にパンク修理セットやエアコンプレッサーまで車に積んでいる。あるアウトバックの鳥類調査では「スペアタイヤ2個と修理セット、エアコンプレッサー、ガーミンGPS、水40L」などが義務装備とされていたが、知人は100L積んでいた。チェーンソーを要求されることもあり、私も一応チェーンソーの講習を受け単位を持っている。


乾燥したアウトバックでもスナイロワラビー。


ケナガワラルー。どちらかといえばワラルーカントリーである。


ダーウィンの方へ行くとウジャウジャ居るギルバートドラゴンは、ジョージタウン付近がその分布の最東端。



東京23区二倍の面積があるこの私有地は、原始的な放牧をしつつキャンプ場としても人知れず営業している。鳥類調査班以外の利用客は、黄金を探している山師達ばかりだった。それにしても、他にいくらでも土地はあっただろうになぜyouはこの傾斜地にキャンプエリアを?



周囲には石英風の岩がゴロゴロ転がっている。この地域は黄金以外にも石英、トパーズ、アクアマリンなど宝石の山地である。


これらが強烈な日差しや雨で次第に亀裂が入り崩壊し…


地面に散らばる。

オーストラリアは古代はもっと山も谷もあったらしいが、長年地殻活動が停止している間に岩や山は太陽光や雨で分解されて崩れ去り、その結果世界でも類を見ないほど山も谷も川もない平らな大陸ができあがった、とデービットアッテンボロー卿が解説していたのを思い出した。
←アウトバックの方に来ると、ハンバーガーも次第に荒れてくる。ニモも、ビッグバードも、ベーブもハンバーガーにされる。

よくオーストラリアに来た日本人が「高い、観光地価格」というけど、オーストラリアでは500万人都市でも砂漠の小村でも地方都市でも観光地でも物価は基本的にそう変わらない。全国隅々まで似たような水準であり、観光地だから値段をつり上げるような思考は通常見られない。




かつて人が住んでいた痕跡。アウトバックを歩いていると時折過去のゴールドラッシュ時代の遺物や建物を見かける。こういった、人生を感じられるガラクタが大好き。


原野に時折古い煉瓦。ここで人間が暮らしていたと思うと感傷的になる。



泊まったモーテルの駐車場からでもこのくらいの星空。

鳥類調査中に回していたカメラに写っていた、本命以外の様々な野鳥たちなど。

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