1年ぶりのヨーカ自然科学保護区。オーストラリアの本来の植生を見事に残した美しい保護区である。全体的に昨年よりも案内標識や設備が整備され、かなりの基金が投じられていることが感じられる。これから三日間野鳥の生息調査を野宿しながら行う。
調査本部となる建物も新しい屋根、雨水タンク、ソーラパネルと簡易的な照明、地図などすべてアップグレードされていた。これは誰かナチュラリストの寄付によるものだという。
私も年をとってガイドや調査、運転などの物理的な支援ができなくなったら、物書き以外ではそうやって次の世代による環境保全活動を資金援助しながら天寿を全うしようと思っている。財産を残すような子供もいないからね。
移民国家オーストラリアでは各自の出身国は様々だけど、アジア人はそれほど自然や野生動物が好きでないためにこういう場には絶望的に少ないのはいつもの通り。少ないというか今回も私一人だけ。昨年も。そして来年も誰一人来ないであろう。「美味しい食い物がある」とか広報すればたくさん来るかもしれない。
夢のような自然のままのキャンプサイト。まぁ車とトレーラーでであそこまで乗り入れてしまっていることには賛成しないけどね。植物を痛める。
こちらは高校の生物学部の部隊。
超かわいい!
このあと捕獲地まで運び、リリースされていた。(続く)