さて今回は四日間の短期でマウントサプライズ(ジョージタウンの隣村)のアボリジニの土地の調査を地元のNPOと現地のアボリジニ部族とともに行うことになった。道路じゃないところ、轍すらないところを走行するのは当たり前なのでランドクルーザー、ハイラックス以外で来ている人はいない。
ムネアカミフウズラを複数記録して喜ぶ私。
野営地には管理人のゴアナがパトロール。
普段はランクルの中で寝てるんだけど、今回は試験的にフロアレス・シェルターにコットを入れ込む形で寝た。これは両方合わせて1.7kgと軽いので飛行機で出かけて行くTwitchなどで使えそうなスタイルである。ただオーストラリアは巨大なキャンプ場産業を守るため野宿が違法で、本気で取り締まってて何百ドルの罰金を浴びせるから場所によるけど。
カレーワトル。料理のスパイスに。
セキセイインコ。カレーの具に。いやいや
この土地は全て携帯電話も圏外だったのだけど、ここに登っているときに電波をキャッチしてたくさんのメールが飛び込んで来て文明社会に引き戻された。中には「明々後日ガイドして欲しい」というのまであり、結局ボランテイアを1日早めて帰宅することになった。
その返事を送るためにまた山に登って電波をキャッチして送信しないといけない。私がいつもオフィスにいると思ったらそれは大きな間違いである。
日没直後。調査地点の山奥から野営地へ向かっていると、一本の木が、この一本の木だけが炎上しているという不思議な光景に出会う。なんでこうなった?
それは夜が訪れるとさらに魅力を増した。
普通の生活をしていては一生見ることのないような美を数多く体験して幸せである。
それは美しく、火花を散らし焼け落ちていった。