それに、一年のうち八ヶ月間は仕事でぎっしり休みなしなので写真なんて撮っている時間がないから機材関係は近年すごく後回しになっている。マクロレンズ、ドローン、カラープリンター。あったらいいのにとは思うけどどうせこの仕事を辞めるまで使う時間なんてほとんどないよ。
このフクロムササビ調査では普段の活動圏では見かけることがない野鳥がパラパラ混じった。既出のマダラニワシドリもそうだし、ハイイロカッコウもまあ。そしてこのオグロバンもマウントアイザまで行かないと見たことがなかったと思う。
近年記載されたばかりの新種、Leaden-bellied_Fine-lined-sliderを撮り直し。日本人で初である確信がある。
ホオアオサメクサインコの若鳥。
この調査地ではフクロモモンガとオブトフクロモモンガが共存している。本来そういった状況ではやや大きいオブトフクロモモンガが優勢になると読んだことがあるけど、ここでは今の所10:2くらいでフクロモモンガが多い。ただこの2種は近くで見ない限りよく似ており、雨の夜の30m向こうとなるとはっきりしないことも多い。ちなみに写真のはオブトフクロモモンガで確認済み。
動物を探すのに使うライトはもちろん明るければ見やすいのだけど、動物を逃してしまうリスクや迷惑をかけるリスクも高める。そしてそれとは別に、フクロムササビのような強烈な目の反射を持つ相手だとライトの明るさをこうして跳ね返してくるので補正のしようがないくらい「目からビーム」状態になってしまう。ライトの明るさは控えめに。
まあ遠くの小さいものを見つけるプロではありますから?まだ30代のうちは余裕で視力3.0以上あってその能力で家も建った。