植林団体でのある一日 太田 祐 10 years ago 植木鉢やポットには、必ず植物名(学名と英名)、日付、管理番号などを記載したタグを一個一個添付するのが普通。特に政府から資金援助を受けている場合などは必須。誰が、どこから来た何を、いつ、どうやって、どこに植えて、今どうなっている、全てデータベース化してある必要がある。壁にかかったこれらのタグはよく使用される植物の学名と英名が予め書かれていてアルファベット順に並んでいる。これは書き間違い防止や時間短縮に有効。人手が余っている時にまとめて作っておけばいい。慣れてくれば神経衰弱ゲームみたいに場所を覚えてしまう。 こちらは養殖カレンダーと呼ぶべき物。今の時期なら、どこそこで、何それの実が集められるので手が空いている人は拾って持ってきてねという内容。オーストラリアでは植物はこうして徹底的に学名で呼ばれるので私も学名のカタカナ読みで紹介している 育苗所で大切に育てられたファイカス・オポジータなどの苗木達がいよいよ実際の植樹現場へ。重要なのは最初の半年。そこを乗り切ればだいたいあとは大丈夫。 大地に穴をあける建設機器オーガー。まぁ雨が豊富なケアンズ周辺では普通どこの地面もかなり柔らかくスコップでもあまり苦労無くカポカポ掘れるが、オーガーの方が速いのは間違いない。ただうるさいんだよな、音が。 見よこの色とりどりの粘土のような土を。ケアンズ周辺の基本となる土壌Barron River Metamorphic Soil。