Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

三日間ボランティアへ



昨年に引き続き、Bush Heritage(里山自然遺産)財団にて三日間山中でキャンプをしながら鳥類調査のボランティアに行く。本当は一週間近く続くのだけど、さすがに私の世代では仕事をせずに一週間ぶっつづけで泊まりがけボランティアをして過ごしていられる程は余裕はないが、部分的だけでもおおいに助かるというので二年連続で参加。以下は昨年の様子。
里山遺産・鳥類調査

水も電気も届いていないので中級者以上向けのキャンプになる。オーストラリア人の装備はキャンプに来たというか引越し中にしか見えない。確かに別にアウトドア道具を使わなければアウトドアしては行けないわけじゃないからいいのだ。


←これもキャンプ道具ね。


これなんか、もう引っ越しとかいうレベルですらない。日本ならゴミ捨て場にだってももっと奇麗な家具がある。例外も多いけど、オーストラリアやイギリスの「まだ使えるモノは直し続けてこの世から消滅するまで使う」という精神や物欲のなさは時々私をひどく恥ずかしくさせる。


なおこの衝撃的なキャンプ道具セットの持ち主は、あのオーストラリア野鳥の会の元会長でもある博士で、当然非常に裕福な人である。「まだ使えるモノこの世から消滅するまで使い続ける」




↑これも調査本部の角で寝るつもりの別の博士(彼も世界的に活躍中)のホームレス風キャンプ。しかもこの妙な片付き具合はそうとう長期間に渡って改良を重ねたどり着いた野営スタイルと見た。博士は19年間同じ軽トラに乗っているが、それですら父親から引き継いだものでその車は多分今年で34歳だという。最新型、つぎつぎ買い替えの文化はとてもダサい気にさせられる。お金を出せば誰でもすぐ揃えられる所有物より、経験や知識といった中身はどうなのだと。


アフタヌーンティー休憩中も頭上の鳥への注意は途絶えないさすがの面々。


オフロード走行はレジャーではなく日々の一部です。


風呂代わりになる川。楽しみになってきた!

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