Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリアミヤコドリ

先日ジェームスクック大学のフィールド動物調査のお手伝い(お邪魔?)をしてきた。途中4時間程空き時間があったので一人山を下りてバードウォッチングをしてきました。行き先はハーフムーンベイとレデンアイランド。


ハーフムーンベイは驚いた事に満水だった。まぁ、灌漑池だから急に増減水があっても不思議ではない。シギチやカモ類がとても少ない時期なので大したものは会えないだろうという先入観があって車の中からざっと見た所、敢えて名前を挙げるとしたらカワウくらいでやっぱりねーと思っていたらそうでもなかった。よく見るとマミジロカルガモの群れのなかにオーストラリアメジロガモが1羽混じっている。チュウシャクシギも2羽飛んで来た。驚いた事にアオマメガンのつがいもいた。ミッチェル湖やヘイスティー湿地、エメラルドクリークフォールズ手前の灌漑池にもまだいないのにちょっと嬉しい。オーストラリアセアカムシクイも土手に。なんか珍しい所にいるなぁ。
 気を良くしたので、お昼ご飯もそこそこにレデンアイランドへ向かう。ここは、まじめに探鳥した事がなかった。ちなみにそのリーフレットの執筆はキングフィッシャーパークのオーナー、キースになっている。
アイランド、というと格好いいが実際は大きな三角州だ。ケアンズ野鳥の会が去年ここで探鳥会を開いたけど、その日はどうにも疲れてて寝てた。
 土地勘がないのでふらふらっと双眼鏡を持って歩いて行くと看板が目に留まった。
「この先はケアンズ港湾局の私有地です。立ち入りは禁止ですが、個人的なレジャー目的の利用を認めます」記憶が曖昧だけど、大体こんな内容が英語で書かれていた。と勇躍歩き出したが、タイミングが悪かったようであんまり鳥がいない。チョウショウバトがやたらにいて、木の下から上を見上げるとチョウショウバトの群れの青い瞳24個がこちらを向いていたり怖かった。ところで彼らは飛び立つ時になんであんなに大きな羽音を出すのだろう。
 レデンアイランドはバロン川の河口にあり大きな三角州のようなところで、バロン川下流域同様、うっそうとしたマングローブを想像してたけど、bolood woodのようなユーカリ属やソテツとか、結構ドライオープンフォレストだった。
 川岸まで出た。すると、バロン川の河口で大きな黒い生き物が動いているのが見え、クマ!?と双眼鏡で覗いたらアボリジニだった。アラスカのユーコン川でサーモンの遡上を待つグリズリーそっくりだったよ。何してたんだろう。腹まで水に浸かってたけど、そこクロコダイル沢山いるよ。
 レデンアイランドでは、植生の再生活動が行われておりそのあたりは鳥が多かった。まぁ探鳥地の善し悪しなんて一度訪れたくらいでは決められない。ちょうど引き潮で干潟が出来て、写真のオーストラリアミヤコドリやクロサギ、ソリハシシギ、などにも会えた。ハチクイも、背の高い枯れ枝の上ではなく目線くらいの高さにやたらに止まっていた。鳥もいるし、、広くて誰もいない河口にいるだけで気分もいいし、また来ようと思いました。
管理人willieはケアンズでバードウォッチングのガイドをしています。お気軽にご利用ください。お問い合わせフォーム

Exit mobile version