Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ヒクイドリの羽の構造

ヒクイドリ恐竜的な足に目がいくけれども今回は羽の話。

ヒクイドリはこのように体の大部分を黒くて固そうな羽に覆われている訳ですが



アップで見てみると、鳥類の羽と言うよりはクモザルなど哺乳類の体毛のよう。色が色だけに人間の頭髪にも見えない事も無い。また、一部で長く発達した羽柄羽軸が見て取れる。それ以外の部分でも、羽小肢がほとんど脱落しているように見える。飛翔性の鳥類のそれとは大きく異なる。

←通常の鳥類の羽の構造や用語はこちらの図が便利。

フランク・B・ギル 鳥類学 新樹社より引用。


ヒクイドリのあの鎖帷子のような羽は、巨体で密林を突き進む際にトゲ等から胴体を守っていると考えられている。それに頭部のあの兜のようなものも同様。

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