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雨上がりのハイガシラヒメカッコウ

ハイガシラヒメカッコウ

小型の地味なカッコウ。ハイガシラヒメカッコウはよく目立つ不思議な声で鳴き、夜間もその声を耳にする事も多い。何も模様や外見的特徴が無い事がハイガシラヒメカッコウの特徴。「そういう相手こそ萌える」という末期的な人も少なくないが…


カッコウの仲間は腹に横縞模様を持つ者が多いが、ハイガシラヒメカッコウはご覧の通りお腹側にも何の模様も目立つ色も無い。

学名 Cacomantis variolosus
英名 Brush Cuckoo

託卵の習性があるカッコウの一員として、ハイガシラヒメカッコウも実に50種以上への託卵の記録がある。ただケアンズ周辺で見かけるのはノドシロハチマキミツスイが仮親にされているケースがほとんどだ。

←よく託卵されているノドジロハチマキミツスイ。これはL12.5-14.5cmの小鳥なので、ハイガシラヒメカッコウの半分程度のサイズということになる。
ノドジロハチマキミツスイがせっせとハイガシラヒメカッコウのヒナに餌を運んでいるのを見ると可哀想に、と思ってしまう。世の中にはもっと体格差のある組み合わせももちろんあるけれども。

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