Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オウゴンニワシドリとそのアズマヤ

オウゴンニワシドリ
オウゴンニワシドリのアズマヤを使用した求愛はもう時期的に終わってしまったかな?と見に行って来たがまだやっていた。アズマヤを空ける時間は長いけど、時々戻って来ては梢で例の不思議な音で鳴く。



膨大な小枝を積み上げた、ダブルマウンテン型のオオニワシドリのアズマヤ。そして中央の金色の小鳥がオウゴンニワシドリ。体のサイズや平均的な鳥の巣のサイズと比較すれば、これが大変な建築な事が解る。
なお、オウゴンニワシドリのアズマヤはダブルマウンテンとかツインタワー型が主流ながらこの写真のような空中球体型、さらにアーチ型、シングルタワー型などもある。

学名 Prionodura newtoniana
英名 Golden Bowerbird




アズマヤの核心部は通常中心部に位置する太めの横枝。ここをオウゴンニワシドリは地衣類と花で飾る。
できばえを確かめるオス。

摘んできた蘭の花を添えることにします。
二時間ほど見ている間に二度メスが訪問したが、多分オスがハッスルし過ぎて失敗。しかも、立ち去ろうとするメスを追いかけて鳴きながら飛んでいった。コウロコフウチョウでもそうだが、メスを追いかけてアズマヤ(やソングポスト)を離れた場合、求愛がうまくいった例を見た事がない。

考え込むオス。
うまく繁殖してくれるといいけど。

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