Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

マングローブヒタキ

マングローブヒタキ
マングローブに生息するマングローブヒタキ。ヒタキ、というかトラツグミのような声で鳴く。モノトーンながらなかなか美しい鳥。パプアニューギニアのバードガイドによると、この鳥を見るために2時間くらい移動するらしい。マレーシアやアイアンレンジの方でも苦労するらしい。ならケアンズで見ればいいと思う。まず見に行かないけど、行っていなかった事が一度も無い。


この鳥を観察していて思うのは、マングローブ林自体はマングローブヒタキの隠れ家であって、餌取りは林縁付近で行なっているということ。サンドフライ、クロコダイル、蚊、マングローブの呼吸根、海水といったものが、人間だけではなく様々なもののマングローブへの接近を阻む。マングローブヒタキはマングローブを根城にしつつ、主にその外側へ出撃して餌をとっていると思う。何となくカクレクマノミとハタゴイソギンチャクを連想する。なお、マングローブから離れた場所での記録はほとんどなく、あってもタイトー湿地など河口からの近くにとどまる。(2009年の9月キングフィッシャーパーク海抜450mでの報告を除く。報告者がキングフィッシャーパークオーナーのキースでなければまず信じてもらえなかっただろう)



学名:Peneoenanthe pulverulenta
英名:Mangrove Robin
ワンポイントとして、マングローブヒタキの足下に怒ったツムギアリが。
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