Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ムナグロシラヒゲドリ

ムナグロシラヒゲドリムナグロシラヒゲドリはこうして木に登っている事はそれ程無いので一枚。だいたいは薄暗い林床をホップしているため、植物に遮られ全身がはっきりと見えにくい。また、どのフィールドガイドも冠羽を強調して描き過ぎている感があり、実物の印象が噛み合ない気がする。


ムナグロシラヒゲドリの声は有名で熱帯雨林の中でもよく目立つ。オスは

「ぴゅいーーーぃーーーーぃーーーーぃーーほいっちょ!」

と長く鳴き、すると「ほいっちょ!」の後に間髪を入れずメスが

「ちーちー」

とあいの手を入れる。このことを知らない人はそんなつがいによるコンビネーション技とわ思わず

「ぴゅいーーーぃーーーーぃーーーーぃーーほいっちょ!ちーちー」

と一羽が鳴いていると思うだろう。

ただ、独り者なのかメスの機嫌が悪いのか「ちーちー」という二の句を入れてもらえない可哀想なオスも結構居る。そんなのが聞こえたときは何となくにやっとしてしまう。

正面から見るとシラヒゲドリ、という和名も納得できる。

追加情報
学名 Psophodes olivaceus
英名 Eastern Whipbird
和名 ムナグロシラヒゲドリ
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