Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

和名の議論の落としどころ

ヒメフタイロヒラハシ

あり塚にとまるのは以前ヒメフタイロヒタキと呼んでいた鳥。最新の和名はヒメフタイロヒラハシ。

学名 Myiagra nana
英名 Paperbark Flycatcher

野鳥の和名は日本中で山科芳麿(1986)を基本にされているけど、既に25年以上が経過し鳥類の分類は随分当時と変わった。その為様々な個人や有志が現在の分類に基づいた和名を(勝手に)提唱してきている。いってみれば各人が独自の考えや信仰に基づいて和名を受け入れて使う戦国時代になった。

それでは統一基準ではなく困ると考えたのが日本で最も活発なバードウォッチング旅行会社であるワイバードで、ワイバードは日本における鳥類学の最高権威である山科鳥類研究所に私的に和名の更新を発注しワイバードツアーでは世界のあらゆる地域の野鳥について最新で公的な和名を手に入れている。ワイバードの専属講師である私もその恩恵で担当地域であるオーストラリアおよび東アフリカに関してはその恩恵に預からせてもらっている。

そしてヒメフタイロヒタキは今ではヒメフタイロヒラハシとなった。他には例えばジャワメンフクロウなんておらず、メンフクロウである。他にも沢山の和名がワイバードから毎年リストを受け取るたびに山科芳麿(1986)とは変わっている。ワイバードや私のツアーでは仮称だらけの勝手なリストではなく、山科鳥類研究所お墨付きの最新の和名を使用出来ますよ、という宣伝でした。

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