Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オウゴンニワシドリの最新状況2022(続く)

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欧米のツアーグループを案内し、その参加者が送ってくれたオウゴンニワシドリの動画がこれ。したがって私も英語で喋っている。オウゴンニワシドリは世代交代や周囲との競争や環境の変化で求愛のためのアズマヤが時々移動し、その都度地元の野鳥ガイド達は山中を何日も這い回って新しいアズマヤを探したりする。

4WDでなくてもアクセスできるような場所にあって、できれば駐車場所から片道15分以内の徒歩圏内であって、多少足が悪い人でもアクセスできて、かつ他の野鳥のポイントから離れ過ぎていないこと…などを考慮していくとオウゴンニワシドリのポイントはほとんどない。希少種な上に過去にアメリカ人の女性研究者が「研究」の名のもとに13羽ものオウゴンニワシドリを殺害した事件や(すごいスキルだ、野鳥ガイドに転職した方がいい)、2018年ごろのオウゴンニワシドリの不審な一斉失踪など彼らにまつわるスキャンダルは多い。
今年、ツアーで一番使っているのはこのアズマヤだ。4WDでなくてもアクセスできるような場所にあって、駐車場所から片道15分以内に位置して、多少足が悪い人でもアクセスできて、かつ他の野鳥のポイントから離れ過ぎていない。いくらオウゴンニワシドリがいるからと言っても往復3時間も歩かなければいけないような場所はポイントとは言わない。それは写真家が使えばいい。

まあ山の中なんで、毒蛇とかにも定期的に出くわすわけです。私は応急処置の資格があって、ファーストエイドキットも持っていて、衛星携帯電話があって、ヘビ類の識別ができて英語も不自由ないわけだけど、それらに一つも該当していないのに個人でオーストラリアの山中をうろついている日本人には感心しない。

それは不慣れなのに日本のスキー場のコース外に飛び出して遊び、遭難するオーストラリア人の迷惑さとなんら変わりはない。

アズマヤから少し張られたところでしゃがんでオウゴンニワシドリが戻ってくるのを待っていたら、ネットが仕掛けられているのに気がついた。2時間ほど待ったけど、誰も正当な研究者や学生などが現れる気配もないので

できるだけ撤去して捨てた。また密猟ですか?(続く)

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