Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オウゴンニワシドリ2012

オウゴンニワシドリ

ケアンズ周辺の世界遺産”クィーンズランドの湿潤熱帯地帯”の固有種12種類のうち、分布の狭さや見栄えなどからなんとなく筆頭格であるオウゴンニワシドリ。先日、もうほとんどリタイヤしている老バードガイドと話をしていたら彼が「…まぁ最低限オオゴンニワシドリさえ見せられればガイドは成り立つからな…」と呟いていた。


ところが固有種にあまりこだわらない日本人バーダーの間ではこの鳥の人気度(知名度)は著しく低い。はっきりと事前にリクエストされたのは今まで一度しかない。
最新のBirdlife誌にも苦笑する話が出ていた。ケアンズの既に引退しかかっている別の老バードガイドが昔日本人バーダーのグループを案内してオウゴンニワシドリとそのアズマヤを見せたそうだ。バードガイドとして会心の瞬間だ。しかし一行の反応はあまりなし…。
『彼らが結局何に一番喜んだか当ててごらん。絶対当たらないよ?なんとキリハシミツスイ(ごとき)だよ。キリハシミツスイを見た時は日本人達はみんな背中を叩き合って喜び合っていたんだぜ』
彼は徹底した下調べを元にとても綿密な文章を書く人だから、キリハシミツスイの話はまるでジョークにしか聞こえないけど本当にそういう事件も昔あったんだろう。しかしいささか失礼な内容にも聞こえる。このオウゴンニワシドリの例のように、欧米人と日本&台湾などの間には一般的にかなりのスタイル的なギャップがあるから注意した方がいい。
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