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10万羽のセキセイインコを求めて その1

2019年の1月上旬。クィーンズランド州西部に10万羽規模のセキセイインコが発生していることがインターネット上や一部のローカルニュースで報道されていたが、これまでの経験から私は「野鳥に関して、一般の人々の言うことはまるであてにならない」という持論から静観のスタイルをとっており、日本のインコ写真家のO君が「来週向かいます!」と連絡してきたときも「…他に何人か集まるなら行こうか?」という消極的な姿勢をとっていた。実際に何人か集まったので実行に移すのが決まったのは前日の午後とかいうめちゃくちゃなスタートだった。早朝ケアンズ空港を出発して現地まで14時間。。途中ですでに100羽単位のセキセイインコは確かにパラパラしており、夕暮れ時には一瞬だけ1000羽クラスの群れも目撃された。到着は夜になり明日の本格的スタートを前に計画を練った。幸い私はこのエリアにハイイロハヤブサやサビイロセスジムシクイ、ズアカエミュームシクイなどを追って過去10年で数泊して探鳥した経験があり一定の現地知識を有している。
クロハラアジサシ

夜明けとともに立地やサイズからセキセイインコに手ごろと思われる水場へ直行する。色々な野鳥がそこにはきていたが


こんな砂漠にクロハラアジサシが。


やっぱり来た!セキセイインコ。


じっとしていると色々鳥が水を飲みに来る。ヤブヒバリ。

ベニオーストラリアヒタキはたくさんいた。


およそ60羽のセキセイインコ。


なんか変なものも飛んできた。

アシナガツバメチドリ。まあチドリという単語は入っているが関係はなく、通常水場で見かけることはない種だ。

日中は気温は42度にもなり、誰もが日陰で眠る。野生のサクラスズメがたくさんいた。

キンカチョウも人間が何人も2mまで近づいても寝てる。


他にもいくつかの水場を見張った。が、そもそも雨季の最中であり各地に十分な水場があるわけで集中は見られない。


なんかみんなこっち見てる!

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