10万羽のセキセイインコを求めて/その1からの続き。オカメインコも到着。
途方もない水道料金を負担しながらでも砂漠に少し人が住んでいる。小さな日本の常識などはケアンズあたりに置いてきた方がいい。
ガラスケースの最上段にピザが何枚か並んでいたので「それを下さい」と頼んだら「あーこれはだいぶ古いから傷んでるかもしれないからタダであげるね!食べられなかったら捨ててね!」と差し出された。ってそんなもの陳列しておくなよ!オーストラリアもアウトバックへ行くとかなり物騒だからな。
ヒメフクロウインコとは有史以来2013年までその死体しか見つからず、一枚の生きている写真さえ存在しなかった地球で最も伝説的とされる野鳥のことだよ。
気温43度では暑さに強いセキセイインコも茫然としている動画。
ワラルーもウジャウジャいるこの草原では最大500羽単位のセキセイインコが餌を採っていた。数千羽単位のセキセイインコを望まなければ、ケアンズ発二泊三日で見られる内容としては必要十分なものだったと思う。
しかし“野鳥に関してメディアや一般人が発信することはまるであてにならない”という私の持論はまた見事に当たってしまったな。この辺りにセキセイの目立った大群はいなかった。
我々はケアンズへ帰るがインコ写真家のO君が現地に残ることになり、セキセイインコが集まっている可能性があるエリアに関して帰り道相談が続いた。簡単に書いているがそれは東西500km,南北300kmの広大な原野地帯でありその中から数カ所の場所を絞り込むというのは、ローカル情報や生態を踏まえたおびただしい過去の経験値があって初めてできることだ。
60時間ほどのちに仰天の連絡が飛び込むことになる。