Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

身近な野鳥が続々絶滅危惧種入りの衝撃

およそ10年おきに出版される本のシリーズでThe Action Plan for Australian Birds 20**というのがある。2010は買ったのだけど、最新版の2020が出版されて$150するからどうしようかなあと思っていたら抜粋版がオーストラリア野鳥の会の会報に出ていたのでとりあえずこれでいいや?というのがまあ正直なところ。2010年版では195種類だった絶滅が懸念されるオーストラリアの野鳥は2020年版では215種に増加しており、しかもかなり身近な野鳥にまでそれが広がってきている。
こちらが2020年版。
シダムシクイ
シダムシクイは絶滅危惧種に一気にジャンプアップ。まあ確かに限られた高山環境にしかいないし温暖化してきてるし。


キンショウジョウインコのケアンズ周辺の亜種もまさかの亜種レベルで絶滅危惧種入り。確かに簡単ではないけど、3月4月5月なら自宅ジョンストンベンドに何十羽もいる。
チャイロセンニョムシクイのケアンズ周辺の亜種が亜種レベルで絶滅危惧種入り。自宅ジョンストンベンドにはいっぱいいて家の中にいても声を聞く。こういう種が絶滅危惧種に入ってきた衝撃。

個人で最低限できることはオーストラリア野鳥の会への入会。猫を外に出さないこと。除草剤を使わないこと。庭がある人間は木を植えること。ない人間は植林などのボランティアに来ること。

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