Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

越冬するようになったオナガテリカラスモドキ

オナガテリカラスモドキ

冬のケアンズに滞在を続けるオナガテリカラスモドキの群れ。アジアに広く分布し日本でも記録があるミドリカラスモドキに似ているものの、地面に接してしまうほど遥かに長い尾を持つオナガテリカラスモドキという別の種類。オナガテリカラスモドキという名前は長い上に発声しにくいのでよく略されて「照りカラ」とこちらでは呼ぶ。照りカラは本来パプアニューギニアから繁殖の為にケアンズ周辺に渡ってくる夏の渡り鳥だったのに、10年程前から次第にニューギニアに戻らなくなり、全部ではないにしろ今では通年ケアンズ周辺で見られるようになった。


これは腹部の白い当年産まれの若鳥。同じくニューギニアへ戻らず越冬中。ケアンズの人が時々言う「夕方に超スピードで地面すれすれをかすめて飛んでいく黒い集団」はこのオナガテリカラスモドキの事である。

学名 : Aplonis metallica
英名 : Metallic Staring
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