オーストラリアのカワセミ10種類の内、土手などの土壁を主に営巣地にするのはわずか2種類で、その他の8種は主に蟻塚に営巣する。樹洞利用はその次くらい。
ヒジリショウビンもそう。ケアンズの低地に現れるヒジリショウビンは冬鳥なので通常繁殖しないが、高地にいるヒジリショウビンは基本的には留鳥でこうして繁殖もケアンズで行う。
営巣が始まると、短い間隔で何度も蟻塚に飛びついて穴を広げていく。ここで単純な疑問があって、なぜ蟻塚につかまったまま掘り続けずに、飛びついては離れ、また飛びついて掘っては離れを繰り返すのか?という点。
そりゃあ飛びついたときの加速を利用して穴を開けているんだろうよと即答されそうだけど…
動画(スロー再生)で見る限りそうは感じない。なぜ1−2秒で離脱しなければならないのだろう?
蟻塚につかまってずっと掘り続けずに、飛びついては1−2秒で離れ、また飛びついて掘っては離れを繰り返して掘っていく。雄も雌も同じように行う。