Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

自宅軟禁下でバードウォッチングを楽しむ 7

チャイロモズツグミ
正確にいうとこの野鳥にはまだ公共性のある和名はない。長らくチャイロモズツグミと呼ばれてきたLittle Shrike-thrushは2018年にRufous Shrike-thrushとArafula Shrike-thrushに分裂し、Little Shrike-thrushという英名は最先端バーダーグループの間では消滅した。じゃあそのRufousとArafulaに分裂後の和名は?いやあまだないですね。とりあえず「旧チャイロモズツグミのオーストラリア東側個体群」とか。海外では野鳥の名前も愛着も何もないようで、新発見があればホイホイ変更されます。更に日本とは違って図鑑はいちいちその都度改訂版は出ないので、普段から常にアンテナを貼っておかないとあっという間に置いていかれる。野鳥の勉強がそもそも趣味でなければ到底割りに合わない仕事だ。

ハバシニワシドリは自宅ジョンストンベンドにはたまーにしかきません。ケアンズ周辺固有種15種のうちの1つ。

シロガシラカラスバトは秋ならギャランティーですね。毎日いる。

コセイガイインコたちが逃げまわている、何か飛んでくるぞ!と思ったらオオタカ系、しかも獲物を持っているように肉眼では見えた。後で拡大してみると枝だった…このアカエリツミと思われる個体はそのまま自宅ジョンストンベンドの雑木林の天辺に着地した。営巣するのか、ここで!

今まであんまり管理していなかったネクターの餌台をちゃんと掃除するようになってケアンズ周辺固有種15種のうちの1つシラフミツスイが2-3羽来るようになったし、私を見ても逃げなくなった。ジョンストンベンドのネクターには野鳥用マルチビタミンを添加しており、ここにやってきた者は次第に健康になっていくぞ!

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