Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

自宅軟禁下でバードウォッチングを楽しむ 6

ロックダウンからもう2ヶ月経ってしまった。ジョンストンベンドに300本の木々を植える準備をし、植えて、メンテナンスを続け、外壁を塗り替え、雑草を刈り進んで森を通る150mに及ぶ散策路を整備し、収入補助エンジンとなる英語のHPを数個作り、YouTubeアカウントTwitterアカウントの大規模な手入れを行い、ミニバスを上手く買い、名刺を作り替え、このブログにも結構手を入れた。複数の給付金制度を申請し、オンライン決済業者を追加し、サーバーをアップグレードし、納屋の大掃除もした。苗木ガードも30個設置し、森の地面に落下している枝を数十本づつだき抱えて投棄場所まで歩いて64往復した。お隣さんとのフェンスを補修し、ところによってはパッションフルーツの生垣に置き換えた。道案内の看板6枚と防犯カメラ4台を設置した。土を削って一輪車で運び、ぬかるみやすい場所を埋め立てた。不用品や余剰野菜を売り払い、敷地内にバードバスを五箇所にまで増やし、4つには噴水機能をつけた。電話帳広告や車体ラッピング広告を考えて発注した。そして、これだけ外出が禁止されていても二日に一度のブログの投稿はほとんど遅れることはなかった。

私は常に余命2-3年のつもりで生きることを目標にしており、こうやって書き並べていけばまぁまぁやることはやってきた気もするが(2ヶ月もあってこれだけしかできなかったのか?)という気もするな。もともとどちらかと言えば仕事も英語もできる方の人間が、その剣幕で鬼気迫って生きていれば誰でもそこそこの結果は残る。
キバラタイヨウチョウの若いオス
ということで未だに自宅ジョンストンベンドをうろちょろしている。若いキバラタイヨウチョウのオスが派手な背景のところに止まってくれた。これらの園芸種は良きお隣さんの土地に育っている。お隣さんの家と土地は売りに出てますよ、$54万ドルで。うちの敷地よりは二回り狭いけど建物はうちよりいいです。つまりあまり手間がかからないはず。

キムネハシビロヒタキは人気の野鳥だが、ジョンストンベンドでは混群の定番。

ノドグロセンニョムシクイのメスも同じ混群に。

メンガタカササギヒタキも同じ混群に。ジョンストンベンドの特徴である、約10種類で混成された小鳥の群れこと混群は場所や時間を問わず急に発生する。集団の心理なのか彼らも余裕がありあまり人間が立っていても逃げず、混群に当たると10分くらいは撮り放題になる。訪問してくれた人全員がこの混群に当たるといいが。

ケアンズ周辺固有の野鳥は現在15種類とする考え方が主流。混群にいたこのメグロヤブムシクイもその一つで、ジョンストンベンドは15種の固有種のうち11種類まで記録されている。

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