オウゴンニワシドリは2018年の同時期に、それまでガイド間で知られていた数カ所の求愛場所から一斉にいなくなるという不審なハプニングがあり、闇マーケットの密猟ではないかとされている。従って野鳥ガイド達は残るオウゴンニワシドリの居場所はもう決して口外しないし、位置情報をとっているな、という顧客には本当に希少な種のポイントには案内しないこともある。位置情報を取る=戻ってくる意思があるわけで、2018年のオウゴンニワシドリ同時多発失踪が実際おきてしまった以上これからの時代は保全のためには致し方ない。
このオウゴンニワシドリのオスはまだ若く歌も下手だ。わたしは最初アオアズマヤドリがオウゴンニワシドリの鳴き真似をしていると思ったくらいだが、実際はオウゴンニワシドリがアオアズマヤドリの真似をしていた。ややこしいな。
グレートバリアリーフケアンズセクションではグンカンドリは大半がオオグンカンドリのメスだが、写真の個体は大きさからコグンカンドリの線が濃厚。しかしオーストラリアのグンカンドリ3種の幼鳥においては図鑑が「確実な識別はできない」としているとおり。「コグンカンドリの可能性もあるオオグンカンドリ幼鳥」というしかない。
暑すぎてダラけており、謎な姿勢を取るオオグンカンドリのメス。
これまでで最多のマミジロアジサシを見た。50羽くらいいたのでは。
エリグロアジサシが砂州にしっかり降りているのは珍しい。この地域では彼らは基本的には波打ち際にポジションをとる野鳥である。
なおグレートバリアリーフにいる彼らはアイリングが他地域と異なるなど、地域固有の亜種だ。
キョウジョシギがリゾートにいる。
飛び交うベンガルアジサシ。
今回はアジサシ類は抱卵中のものばかりでヒナは見られなかったが、カツオドリのヒナは大きく育っていた。
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