Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ワライカワセミは依然として魅力的

ワライカワセミ

大きな頭、大きな瞳、丸々とした体、短い足。ワライカワセミは日本でも人気ながらオーストラリアでも当然愛されている。カントリーソングの歌詞ではカンガルー、コアラと並ぶ愛国的地位にあると言ってもいいしシドニーオリンピックの際のマスコットでもあった。スポーツファンにとってはクカバラ(Kookaburra=ワライカワセミの英名)といえば世界ランク一位、過去28年で世界ランク4位以下に落ちた事がないという無敵艦隊の男子ホッケーオーストラリア代表チームの名称でもある。


しかし俊敏なカワセミ類のイメージに反し、ワライカワセミは同サイズの鳥と比べても代謝が低く太った体のワライカワセミの狩りは枝から地面へ飛び降りるだけの単純さでありそのうえ失敗が多く、コリン・タッジ著の「鳥」という本では『(高い運動能力を獲得する以前の世代の)原始的なカワセミ』とされた。


大音量の笑い声でこの世を明るく。

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