Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

メグロヤブムシクイは本当に地上性なのか?

ケアンズ周辺の固有種であるメグロヤブムシクイは、それによく似たハシナガヤブムシクイのケアンズ亜種と識別が難しいことで知られる。外見は確かに似ており、違う点はごく簡単にいえばメグロヤブムシクイは黒っぽく(特に顔のあたり)、ハシナガヤブムシクイはやや明るい色をしている。しかし同一の個体を連続撮影しててもカットによって明るく見えたり暗く見えたりするので、そのほかの識別点と組み合わせて判断するのが望ましい。例えば広く使われているものとして「メグロヤブムシクイは熱帯雨林の林床にいる。時折木を登っていくこともあるが、短時間で降りる。対してハシナガヤブムシクイは木の中層から上にいる」(Lloyd 2015他)という識別点だ。しかしねえ
メグロヤブムシクイ
これは自宅ジョンストンベンドの納屋の屋根です。基本的に地表にいるとされるのに思いっきり屋根、雨樋に乗っているメグロヤブムシクイ。手前の葉っぱはポーポーの木。

その後家庭菜園のアボカドの木に移動。

その後はドラゴンフルーツに移動。

そして2羽になり家庭菜園のフェンスを伝って移動。。。。

ジョンストンベンドの納屋や家庭菜園は熱帯雨林でもなければ、林床でもない。この何分かの間メグロヤブムシクイ2羽は全く地面には降りていない。結局場所によるんだよね…。

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