Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

セグロアジサシの孵化

セグロアジサシ

彼らの鳴き声が耳から離れなくなるセグロアジサシのコロニー。


流木のように島を覆いきっているのはセグロアジサシとクロアジサシ。こうなると巣と言ってもその鳥が立っている場所が巣であって、構造物を設けるスキはない。今日は全員抱卵中でヒナがまったく居ないなあと午前中は空振りムード(贅沢!)だったが


午後に入るとあちこちで卵が孵化!


各地で一斉にヒナ登場。1-2時間かの違いでででこんなこともある。何十回もこの島には来ているが、ここまではっきりしていたのは初めてだ。


午前中でもう飽きて船で休んでいたバーダー達は親子シーン壊滅。ガイドは1−2羽しか混じっていない珍種を見つける以外にもいろいろなことを計算して動いている。コロニーには鳥が多い時間帯と採餌に出かけて留守がちな時間帯がある。日差しの向きも鳥たちが飛ぶ方角も時間に応じて変わるし、次々来る観光船とのタイミングも計っている。


少し前に「セグロアジサシのヒナ特集」をしたけど、今回は孵化特集かも。


なお、この写真はセグロアジサシの若鳥である。あまり成長に似ておらずどちらかといえば周囲にたくさん居るクロアジサシのほうに似ている。


これは結構引っかけ問題であり、某有名野鳥ガイドもしばらくクロアジサシの若鳥として間違えていたくらいである。

Exit mobile version