Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョージタウンで初めて営巣しているオカメインコとセキセイインコ

ジョージタウンで初めて営巣しているオカメインコ

ただの枯れた木の写真に見えるかもしれない。しかし、中央の丸い洞のカーブに沿うようにメスのオカメインコがとまっているのがわかるだろうか?

こんなのを、運転しながら窓ガラス越しに肉眼で見つけた私はどうかしているとしか自分でも言いようがない。この写真は数十メートルまで近寄ってから望遠レンズで撮影したものであり、道路を走る車の運転席とこのオカメインコとの当初の距離は100mを軽く超えていると思う。不可能だ、そんなの見えるわけない!と思うでしょう?


でも運転しながらでもそれが見えるんだな。

ジョージタウンでオカメインコの営巣が確認されるのは私が把握している限り史上初の事!と盛り上がっていたら中からオスも出てきた。もう少し近寄りたい気持ちもあったが、この後何回もあるジョージタウンツアーの際にも居てもらわないといけないし、数十メートル以上は接近しなかった(そのおかげで後日8月、9月上旬のツアーでも観察できた)。


そしてジョージタウンで営巣したのはオカメインコだけではなかった。前回訪問時にセキセイインコ達が営巣へ向けた行動をしていることは撮影していたが、はっきりと営巣中の姿も捉えた。この巣はもう大きな雛がいる。


他にもいくつか巣を発見。


なおこの巣は8月中頃に巣立ったが、すぐに次の入居者があり、9月下旬現在も別のツガイと雛が入居している。


2018年はアサートン高原に続く私の第二のホームグランド、ジョージタウンの記録に残る年となった。

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