Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

シロハラアサヒスズメを見に行く

←古き良き時代の牧場母屋(ホームステッド、という)。

クックタウンの友人宅へ二日間遊びに行ったついでに最近Birdlife Internationalにおいて独立種へ昇格したアサヒスズメの腹の白い亜種、仮称シロハラアサヒスズメを探しに寄り道をすることにした。Birdlife Internationalが独立種へ昇格させたものは基本的にIOCも遅れて追随する(オタクの独り言なので何を言ってるのかわからない人は全然気にしないでいい)。

非常に狭い範囲にのみ分布するシロハラアサヒスズメは情報もなく、調べた限りでは去年1年間で3件しかハッキリとした報告がない。まあ行ってみればわかる。




「ドバーーーーン!!!!!」と凄い音がしたので近づいてみるとそこにはナイスサイズのイリエワニがいた。ワニはケアンズ以北のあらゆる水中にいる。バカな事をすればここでは死ぬ。

詳細不明なシロハラアサヒスズメだが、そもそもアサヒスズメの仲間なんだからいるとすればこんな感じの環境しかないでしょ…と車から降りて行くとあれ?今フィンチの声しなかった?


いきなりシロハラアサヒスズメ若じゃん。


情報もほとんど存在しないこんな希少種を広大無人なオーストラリアで探し始めて数分で発見とは…野鳥ガイドは40代が全盛期という意見がある。それに乗っ取れば今私はそのピークに達しつつあるのかもしれないね。それ以降は聴力など身体能力の低下を経験でどこまで補えるかになる。定年から野鳥観察を一から始めるのは、高くを望むには遅すぎるとも言える。




仮称シロハラアサヒスズメを収録したおそらく初めての動画。


完全な成鳥は見当たらなかったが、そもそも急な思いつきで「ついで」に来ただけなので。わずか1時間もいたかどうかで撤収。


数はそれなりに見た。さあケアンズまで帰るよ。


ヨーク半島の固有種のセグロモズガラスもついでに。

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