Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ケアンズフクロウツアー

メンフクロウ
アサートン高原南部は農耕地にフクロウの多い土地であり、自宅兼民宿ジョンストンベンドを起点に2時間程度のフクロウツアーを時々やっている。8月は小雨が多かったけど、このツアーは車から出る必要はない。全て車内からの撮影。背景に木があるのはメンフクロウの写真としてはちょっと新鮮。

通常、メンフクロウの写真はこうして背景が真っ黒になってフクロウだけが写っているというものになる。写真の基礎としてはその方がいいのだけど、毎回そうだと背景があった方がいいような気がしてくる。

私は400mmズームレンズで撮っているけど、お客さんとは600mmに2倍のテレコンつけて撮ってて一体どんな画角なんだろうと思う。この晩は2時間余りで13羽のメンフクロウを見て記録を更新した。雨の晩に濡れることなく車内からそれだけ見られれば十分じゃないですか?

フラッシュ撮影ではたまに意図しない映像が撮れて面白い。これはメンフクロウが火炎系の魔法で攻撃してくる瞬間。

そしてこれはまだ結論を見ていない個体。メンフクロウとオオメンフクロウの特徴を併せ持ち、しかもずぶ濡れになっている。フクロウは雨を弾くのでこんなにぐちゃぐちゃになることは通常ない。まだ議論は続いているけど、オオメンフクロウだとすればかなり貴重。

フクロウツアーは民宿ジョンストンベンドに集合・解散の所要約2時間のツアーです。この晩のように、通常中心になって観察されるのはメンフクロウですが、過去にはオオヒゲナシヨタカ、オーストラリアアオバズク、ミナミメンフクロウ、起きているパプアガマグチヨタカも観察されています。

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