Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

キンショウジョウインコ 亜種minor

キンショウジョウインコ 亜種minor




キンショウジョウインコはオーストラリア東海岸の中部南部においてはインコ界を代表するような普通種であってその辺の公園や多少植物のある庭などに多数見られる。先天的な警戒心のなさもあり市民に愛されている野鳥だが


ケアンズの西、アサートン高原とタウンズビルの西、パルマ地区ではそのキンショウジョウインコの別の亜種minorが狭い地域に分布しており、基亜種とはかけ離れた希少種になっている。特に春夏は適当に探鳥していてもまず見られない。それでも地元の野鳥ガイドは頼んでおけば見つけるし、〇〇に泊まるとベランダにいるよ、とか〇〇さんの家に一年中来るよ、といった地元知識の塊である。このページの写真はもちろん全て亜種minorだ。最大の特徴は小さいことで、基亜種より5cmは違うとされる。


うじゃっ。クリスマスカラーの鳥。


ただ亜種minorにおいてもその先天的な警戒心のなさは引き継がれており、何か食べてるような個体はすぐ前まで近寄ってもそのまま食ってる。成鳥になるのに時間がかかるタイプで、これまでのこのページの写真は全部メスや若いオス。大人のオスは数が少なく


高いところで大人の男の余裕で群れを見下ろしていた。

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