Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

自宅軟禁下でバードウォッチングを楽しむ 3

いくつかの例外を除いて外出禁止(自粛ではない)となってもう1ヶ月近くが経とうとしている。不要な外出は約10万円の罰金となって跳ね返ってくるオーストラリアでは国民は自宅に引きこもって大人しくリノベーションやガーデニングをしていると思う。ケアンズや、さらなる都市部は全然知らないがマランダの辺りは少なくともそうだ。車もごくわずかしか走っていない。

東側のお隣さんは小型のブルドーザーで何やら整地を始めてるし、西側のお隣さんは姿は見えないがチェーンソーの音がよく聞こえる。冬に備えてまとめて薪でも作っているのかもしれない。私は自宅ジョンストンベンド北部に放置されてきた雑木林の方の手入れをしつつ野鳥やキノボリカンガルーを見て過ごしている。野鳥ガイド歴15年。ガイド歴はアマチュアのバードウォッチング歴に比べて遥かに関与時間も責任も大きく、アマチュアのバードウォッチング歴に換算すれば50-100年分くらいになると思う。その経験を投じて鳥が立ち寄りやすい環境を整備している。
ケープヨークハゲミツスイ
外見は小さい恐竜のようだが、ケープヨークハゲミツスイは名の通りミツスイだ。以前はトサカハゲミツスイと呼ばれていたが、それはダーウィンに分布する個体群が今ではその名を使っている。トサカハゲミツスイをダーウィンでもケアンズでも見たぞ?という人は分類の変更により一種類増えたことになる。

毎年4月前後に急に現れ、20羽、30羽の群れで飛来するがそれ以外の時期には影も形もない漂鳥のキンショウジョウインコ。大半はこうしたメスタイプながら

その中にはパラパラと成鳥オスの姿も。

セミサンショウクイのメスタイプ。

メンガタカササギヒタキ。片方は幼鳥か?

この5枚の写真は自宅ジョンストンベンドにて4月19日16時過ぎから17時過ぎにかけてのわずか1時間で撮影されたものの一部。鳥影濃いでしょう?メールマガジンでは既におなじみだけど、ジョンストンベンドは一度以上お会いしたことがある人を対象に、離れに一泊$65で滞在できますからね。

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