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本来のスタイルではないハイイロモズツグミの巣

本来のスタイルではないハイイロモズツグミの巣ガレージの屋根の下でハイイロモズツグミが営巣をしていた。聞けば、毎年ここに戻ってきて営巣しているそうで真下にテーブルと椅子があって人間が座っていても気にしていないまるでツバメのようなやつだ。

そもそも、この巣はハイイロモズツグミのものとは知識ある大半の人々が信じないだろう。通常ハイイロモズツグミの巣とは

このような形状をしている。巣箱販売会社のHPより。

別の巣箱販売会社でもほぼ同デザイン。

巣箱自作サイトでも同じ。

考えられることとしてはハイイロモズツグミは雛や卵が濡れることをすごく嫌がるタイプであり、まるでフクロウか中型インコのような樹洞巣を用いる。しかしオーストラリアの人口急増と宅地化で適した樹洞が現象し、一部のハイイロモズツグミはこうして人家に進出したのでは。

真下に人間が頻繁に座っているような環境にもめげず、このハイイロモズツグミの巣では三羽の雛が元気に成長中。親鳥が運んできているのは主に青虫だった。

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