Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

人気のない木の実に押し寄せたメガネコウライウグイス

自宅ジョンストンベンドのリビングの窓の外にコーディラインの木が赤い実を年中つけている。しかしこの実は誰にも人気がなく、まれにキミミミツスイが思い出したように口にするくらいで、その場合でも何十個もなっている中から2−3個を選んで食べただけでどっかへ言ってしまう(マズイってことだね)。リビングの窓のすぐ外という超一等地に生えているので、もっと野鳥が来るような木に差し替えるぞ、とこれまで何度となくリストラ候補に上がりつつも生きながらえてきた。
メガネコウライウグイスのオス
ところが先日、この辺ではそんなに見かけないメガネコウライウグイスおよそ10羽が現れたと思ったら

群れでコーディラインを食べに食べ続け、1時間ほどで大半が食べ尽くされた。

地味なのはメス。メガネコウライウグイスは英語でAustralian Figbird(“オーストラリアのイチジクの鳥”という直訳)というけど、ほとんど誰も食べないコーディラインの実をこんなに喜んで食べるなら“オーストラリアン・コーディラインバード”と呼ぶぞ。改名だ。

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