Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

モリショウビンにもヘルパーが居る

モリショウビン

つがい以外の個体が、つがいの子育てを手伝っている場合はヘルパーと呼ばれる。それは多くの場合は前年や一昨年に産まれた子供達が務めるが、もっと遠縁の親戚などが一団となってつがいの繁殖を支援するケースもある。オーストラリアは他の土地に比べそういったヘルパーシステムを採用する野鳥が比較的多いのは、何年かおきの恵まれた年にだけ繁殖できるといった内陸部の厳しい環境がある。エサが不十分で子育てできそうにないからと言ってボーッとしているくらいなら、親や叔父さん叔母さんの子育てを手伝うことによって少なくともその家系の遺伝子は残せるわけであり、また繁殖ノウハウや場合によってはその縄張りそのものも後日継承できる可能性もあるからと考えられている。


あまり一般的ではないが、モリショウビンにもヘルパーがいることがある。これはモリショウビントリオ。

これは明らかに二羽以上のモリショウビンが蟻塚に穴を掘って営巣準備をしている証拠映像。

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