Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ムナフモズツグミの若鳥が窓に激突する

ムナフモズツグミの若鳥夕方、裏の物置の方で「バーン」と何かがぶつかる音がして、なんだろうと思っていたら鳥だった。窓ガラスに反射する景色などを誤認して、時々野鳥はガラスに激突する。しかしあなたは誰だ?

このすごく痩せていてシャープな野鳥はしばらくの間なんだかわからなかった。見下ろす機会などそもそもない熱帯雨林の野鳥だし。ガラスに激突した野鳥は多くの場合脳震盪でしばらくの間フラフラしている。回収して新聞紙などを引いた靴箱や段ボール箱に入れて暖かくしておけば大体のやつは時間が経てば自然に出ていく。

横から見ればムナフモズツグミとしか言いようがない。靴箱と新聞紙を用意して真横まで来たとき、この若いムナフモズツグミは我に返り、見事なフライトで15mほど離れた木の枝へ飛んでいき、無事に着地した。あれならもう大丈夫だ。

なおムナフモズツグミはケアンズ周辺にしかいない固有種15種類の一つであり、そうした重要な野鳥がここで繁殖をしていることを嬉しく思う。

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