Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ハバシニワシドリの絶叫映像

ハバシニワシドリの絶叫映像
ハバシニワシドリはケアンズ周辺固有の野鳥。春から夏にかけて林床を畳一畳分綺麗に掃除し、そこに特定の葉っぱを敷き詰めたステージの1mほど上の枝に止まり何ヶ月間も絶叫を続ける。その音量は200m離れていても聞こえるほど。ただ近年野鳥写真を楽しむ人が増え、ハバシニワシドリに近づきすぎる人やそもそも訪問者が増えたためか、以前よりステージから簡単に逃げるようになった。

私も20代30代の頃は300mmレンズで野鳥に迫っていた人間なので偉そうなことは言えないが、時代がその頃とは変わり野鳥撮影愛好者がこれだけ増えた今はズームでもなんでもいいから400mm、できれば500mm以上の焦点距離があるレンズで野鳥との距離を取った撮影が普及するといいと思う。

なお300mmレンズでの長い下積み時代には野鳥が逃げにくい接近法や、足音を最小限にして歩く方法、野鳥の表情を見ながらの間合いの取り方など超重要な技能を得るのに大変役立った。特に足音に関しては音を立てずに森を歩くことができる人はガイドをしていてもほとんどお会いしたことがない。

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