Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョージタウン2020年シーズンの偵察 前編

不安定にジョージタウン地方に飛来するセキセイインコやオカメインコの状況確認のため、毎年ゴールデンウィークの頃に行っている偵察旅行がコロナでできなかったので1ヶ月遅れで行ってきた。ただ仮にそこに大群がいたとしても、誰も日本からはまだオーストラリアに来られないんだけどね。
キンカチョウの野生
まず今年はキンカチョウがいっぱいいるのに驚いた。キンカチョウもセキセイやオカメインコほどの機動力はないものの、内陸部を彷徨って暮らしているタイプでありジョージタウン地方に毎年必ずいるわけではない。

水辺の鳥は私有地にある特定のダムにだけいっぱいいて、そのほかは閑散。

水辺の鳥といえば水辺の鳥、ヒメフタイロヒタキ。

ジョージタウン名物のガリガリ牛も今年はそれほどでもない。今年はジョージタウン地方は緑はまだ多く、多くの生き物には過ごしやすい年となっているようだ。

久々のアウトバックで羽を伸ばす私。しかもコロナとそれに伴う州境規制のおかげでフィールドは極端に空いており、この時期近年なら50人くらいはキャンプしているであろう人気エリアにいたのは私以外には3人だけ。凄いぞ!まるで2005年頃のジョージタウンに戻ったみたいだ。

クィーンズランド州の人間はもうどこに旅行してもキャンプしてもいい。それが不要不急なレジャーであってもだ。なのにフィールドに誰もいないとなると…近年フィールドを埋め尽くしていた妙齢のキャンピングカー軍団(通称グレーノーマッド)はほとんどがクィーンズランド州の人間ではなかった事がはっきりした。

それに伴ってロードハウスなども軒並み休業中だったので気をつける事。


なんだかみんな久しぶりな感じ。キイロコバシミツスイはケアンズやアサートンにはいない。

パプアオオサンショウクイが日の出の光線を浴びて黄色に。

反対側の空には月が。

世界の遠く離れた人々も必ずこの同じ月の下にいる。一生に与えられた時間は各人概ね同じであり、それをどう輝いて過ごすかは運と・才能と・努力で決まる。
(続く)

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