Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

シラオラケットカワセミがいない秋冬

シラオラケットカワセミ

ワイバードの創業直後から続く12月のケアンズバードウオッチングツアー。もう十年以上続いても満席につき追加募集だそうです。12月にツアーをする理由は、シラオラケットカワセミがいて且つ雨や蚊の大群、サイクロン襲来に悩まされないのはわずか一ヶ月あまりしかないからだ。だから私は、1月下旬にツアーをしましょうと言われても「いいえ。」とその場で断るだけのプロ意識は持っている。それはケアンズツアーに限らず、ダーウィンでもジョージタウンでも、ふさわしくない時期にオーストラリアのツアーはやりません。


秋冬はケアンズにシラオラケットカワセミがいない。これは結構寂しいものだが、熱帯なのでそう言った季節限定の野鳥がごくわずかなのはありがたいことだ。オーストラリアでも中部や南部まで下がれば、「そいつは春じゃないと難しい」という事態に多く遭遇する。それは季節があるということだ。


ケアンズにも季節がないわけではないが、「春じゃないと鳴かないから見つからないぞ」とかそういうのは思いつかない。季節あるオーストラリア南部にはそういうのが多い…。逆に言えば、9月や10月といったオーストラリアの春に行われるオーストラリアの南部でのツアーは、うわべだけでなく文字通り「ベスト中のベストシーズン」であり最高の結果が見込まれる。

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