Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

キンショウジョウインコが餌台に初飛来!

ジョンストンベンドの窓私の仕事机の背後に窓があり、その向こうに池と餌台がある。普段そこにいる野鳥はシマコキン、ヤブツカツクリなどほぼ決まっているのだけど、何か普段と異なるざわめきのようなものを感じ振り返るとそこには


なんと!キンショウジョウインコ様がシマコキン用の餌台に!!これまでヤブツカツクリ、オーストラリアツカツクリ、セイケイ、チョウショウバト、オーストラリアキンバトなどがこの餌台に飛びつくことを試みたもののいずれも失敗に終わっていたが、キンショウジョウインコは絶妙なグリップでしがみついている。シマコキン達が遠巻きにブーイングをしていて、それで何か窓の外がざわざわしていたのだ。

ちなみに山深いアサートン高原の固有亜種キンショウジョウインコは熱帯雨林暮らしであり普通地面に降りる習慣は全くなく、手懐けるのが難しい。私も超してきて1−2年目に秋口に大量に飛来するキンショウジョウインコをなんとかして居つかせるため様々な努力をしたが、そもそも地上や人家の高さまで来ないためにいずれも失敗に終わっていた。恩師などは屋根に登ってひまわりの種をばら撒くなどの大技でどうにかこうにかキンショウジョウインコが安定的に訪問するようにしたというが、私は1−2年目にいろいろやって「こりゃダメだわ」と諦めた三年目に勝手に向こうからやってきた。「諦めたらそこで試合終了だよ」とは私の世代には伝説的な名台詞だが、もう諦めてるやつにこうして向こうから幸運が降ってくることもある。このキンショウジョウインコの訪問は今日で4日連続になり、餌台を奪われたシマコキン達は頭を痛めているところだ。

こりゃあしばらく絶好の撮影チャンスである。動画はナレーション入りです。

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