Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オオニワシドリのアズマヤ変遷

新しく買ったハイエースを宣伝ペイントしてもらうためと、苗木を途中で買うため久々にマリーバに行った。車体ペイント業者などケアンズに下ればいっぱいいるのだが、アサートン高原組ならわかると思うけど可能な限りアサートン高原のビジネスにお金を落としたいのである。最近よく見る標語「Buy local or bye-bye local(地元で買おう、さもなくば地元民からバイバイ)」を実践している。

その足でオーストラリアガマグチヨタカのポイントと、オオニワシドリのアズマヤのポイントを覗いた。オオニワシドリは同じ一角にアズマヤと呼ばれる求愛用の施設を作り続ける習性があり、その個体群が壊滅しない限りは何十年も同じ場所にアズマヤは作っては壊し、作っては壊しを繰り返される。このせっかく作ったものを定期的に「壊す」ところがよくわからないが、目新しさ感を出すためだろうか。
オオニワシドリのアズマヤ定番のポイントを覗くとすぐにあった!一つめ。鳥が建てたものとは思わず、ゴミの集まりと思う人もいるんだろうな。

すぐ近くに2つ目。背後にもう一つ見え隠れしているのがわかるかもしれないが、このアズマヤは三連構造のすごいものになっていた。

いっぱいあるわー。

かつてはマウントモロイ村の一角が10以上のアズマヤが並ぶ極上のオオニワシドリ求愛観察スポットになっていたが、一度役所が誤ってゴミだと思って?すべて撤去して以来明らかに衰退し、この何年かはほぼ消滅したと言っていい。


なお、メスがアズマヤにやって来ても99%失敗に終わるオオニワシドリの求愛だが、交尾まで捉えたこの動画はこの「オーストラリアの野鳥」などという過疎ジャンルにしては比較的再生回数の多い一本になっている。


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