Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ついに、今頃600mm f/4レンズに到達

近年カメラが高性能になるに従って写真を楽しむ人が激増し、カメラ本体とは違って原理的に劇的には進化しないレンズも昔では考えられないほど多くの人が高価な大型レンズを持っている時代なった。そんな中である程度目立つクオリティの写真を撮り続けるには常に機材を最新最上に更新していかなければならないが、私は数年前その機会があった際はランドクルーザーを新車で買うことを優先し、一年後には郊外に大きな不動産を購入し、その一年後には浄化槽に大きな工事が必要となり、その一年後には14人乗りのバスを格安で購入し回り道したが、翌年ついに600mm f/4レンズを発注するに至った。600mm f/4レンズというのは野鳥を撮る人にとっては最終到達点となる最大級かつ最も高価なレンズで、かつては本当に一部のマニアしか保有していなかった(特にオーストラリアでは)。2ー3年遅れた感はあるが、この時に無事に入手できていればそれほど世の中に埋没することはなかったと思う。

しかしこの時利用したカメラ店が悪いやつで、シドニーのGeorgesという店だけど、全く入荷の見込みもない品を平気で在庫ありとして全額先払いで販売するような店に引っかかり、結局レンズは届くことはなかった。(お金は苦労しながら取り返した)。これで一回私は冷めてしまったところがあり、その一件後に屋根の全面張り替え工事もし、キャンピングカーが割安で中古で売られているのを見つけそちらをつい買ってしまったりしていた。更にトレーラー(荷物牽引車)も買ったりした。ということで更に遠回りし、もう「今頃」という形容詞をつけざるを得ないくらい遅くなって2022年にもなって600mm f/4レンズを入手した。
600mm f/4レンズ
下のが今まで使っていた100-400mmズームレンズ。サイズだけ比べれば化け物だけど、私が以前使っていたニコンの300mm f/2.8と重さはほとんど変わらない。一体あの12年間はなんだったんだろう。300mmしかないくせに現在の600mmと同じくらい重いなんて。オーストラリア中を駆けずり回ったぞ。




早速それを持って散歩に出掛けてみる。手持ち撮影。

ああ、こういう画質の写真最近いっぱいみるあれだよね、という写り。カメラとセットで250万円近くする600mm f/4レンズは今や決して珍しいものではなく、ケアンズ周辺だけでも10台くらいあり、東京には1000台くらいあると思う。


誰が使ってもほんともうどこかで見るような写真。
600mm f/4レンズの入手が予定より5−6年遅れたことは残念だったけど、その分早く買ったランドクルーザーでオーストラリア狭しと暴れまわり730種ものライフリストを積み上げたし、早く買った家は5年で価値が2倍に高騰したし民宿に変身したし、激安で買った14人乗りバスは多分一年で回収したし、トレーラー(荷物牽引車)も意外にも一年で30何日も使うことになってすぐ元が取れそうだし、格安で買ったキャラバンは自分では使っていないが貸し出しっぱなし大きな収入になっている。何も問題ない。写真を撮るのはこれからでいい。

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