【写真追加】クモの巣の中で十字架を描くクモとして知られるコガネグモの仲間、St.Andrews Cross（”聖アンドリューの十字架”）。凄い名前がついいてる。２５種類程いるらしいけど写真でも名前の元になった一際太くて白い帯（カクレオビ）の二本が確認できる。必ずしも四本で十字になるわけではなく、二本のままだったり五本になったりもする。
名前の印象とは裏腹に、ケアンズでは庭先でも高原でもいろいろなところで見かける。特に夏から秋にかけて。
学名：Argiope keyserlingi
英名：St.Andrews Cross
和名：コガネグモ（の一種）
カクレオビは、自分の姿を隠す為とも言うし、昆虫を誘惑するとも言われる。一番面白いと思った説は、「鳥が誤って突き破っていかないよう目印にしている」というもの。なんか工事現場の窓ガラスみたいだな。
この子は立派な十字を作りました。
簡単に持ち歩けるサイズのお手軽クモ図鑑。特別な興味がない限り、これで十分だろう。このGreen Guideシリーズはクモ以外にもあらゆる生き物向けに出版されている。単なる写真図鑑ではなく、「クモには味覚があるのか？」「クモの糸の事実」といったコラムが多数織り込まれていてかなり面白い。
