Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

メガネオオコウモリ

メガネオオコウモリ

メガネオオコウモリは、ケアンズ市内中心部でコロニーを見る事が出来る。コロニーの位置は少しずつ移動する事もあるけど基本的に図書館の周囲と思っていい.自然環境では、冬から春に掛けては見られにくくなるけど図書館周辺のものはあまり季節移動は見られない。
 羽を広げると1mに達するような大型のコウモリで、昆虫食の小コウモリ類が超音波を使ったエコーロケーションを行なうのに対して夜間でも視覚を主に使用して飛行する。そのため、小コウモリ類は目が小さく耳が発達し変な顔をしているのに対しオオコウモリは有視界飛行のため哺乳類的な顔をしている。
 オオコウモリは花の蜜を食べ物とする為、ミツバチのように受粉にとって重要な働きもするけどあまりにコロニーが大きくなると住民から騒音や糞害で反感を買ってしまう。

ブリスベンでは、市内中心部のコロニーを郊外へ大規模移動させようとしてオオコウモリの反発?に遭い繁華街各地にオオコウモリが散らばり更に問題になった。オーストラリアのそういう試みは大体失敗してる。現在は和解?し、ブリスベン市がオオコウモリを移動させたかったまさにその候補地にオオコウモリは自主的にコロニーを作っている。

食べ物が花の蜜で、様々な植物の受粉に携わっている事から通称フルーツバットとも呼ばれている。ただ、コウモリの仲間は哺乳類最大級のグループであり人間に次いで世界中に広く分布している生き物なので、全部「フルーツバット」という愛称で呼ぶ事は無理があると私は思う。
デジスコ用のカメラ、cool pix p1が壊れたみたい。写真の四隅がすごく歪む。もうデジスコは暫くやらない。)
学名:Pteropus conspicillatus
英名:Spectacled Flying-fox
和名:メガネオオコウモリ

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