南半球が冬の間、南氷洋の冷たい海水を避けてクジラ達の北上が毎年おきる。ザトウクジラは好奇心が旺盛でボートに寄ってくる事もある他、水面を叩いたりひっくり返ったり逆立ちしたりと動きが豊富なので全国各地のホエールウォッチング船の人気者。
仰向けで両前足をばたばたするザトウクジラ。今回は300mm F2.8に1.4倍テレコンと偏光フィルターを付けて撮影して更にトリミング。35mmとか90mmとかも持っていったけど遠過ぎて出番は無かった。日によるんだろうけど、今日はコンパクトデジカメや標準レンズの一眼レフでは全然無理な条件。
季節限定のネイチャーウォッチング船の宿命なのか、専業の海鳥観察船やクロコダイル観察船、バードウォッチング船、はたまたルアーフィッシングのボートなどと比べて操船がイマイチ。被写体が順光になるように回り込んで接近、とか観客がクジラを見え易くなるような船尾を振るポジショニング取り(基本)とかは全くなかった。見つけると毎回単純にまっすぐ接近。その角度だと操舵室以外からはほとんど見えないんだよ。ま、それもその日担当の船長の腕によるのかもしれない。
でもネイチャーウォッチングの原点に戻ってきた感じで楽しかった。
学名 | Megaptera novaeangliae |
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英名 | Humpbackwhale |