Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

外来種としてのニホンミツバチ!

ミツバチトラップまたまたトラップの話。
ケアンズ周辺にある植生再生プロジェクト地区にて最近になって各所に設置されているトラップがこれだ。狙いはミツバチ。ただ、セイヨウミツバチではなく、ニホンミツバチ(Asian Honey Bee)が相手。けどこのトラップ、ネズミ返しや蟻返しの配慮はされてるようだけど鳥はどうなんだ。ミツスイやインコだってこの手のトラップには集まりかねないぞ。


ニホンミツバチはオーストラリア国内では2007年にケアンズの港で初めて確認されその後マリーバ、レイクイーチャム、イニスフェルなどに飛び火している外来種。在来のセイヨウミツバチに大きなダメージを与えかねない事もあり、日本での立場とは全く逆に、駆除の対象でありケアンズ周辺で根絶プログラムが展開されている。日本ではニホンミツバチが減っているといい、海外ではニホンミツバチが入ってきて困るという。同じニホンミツバチという生き物なのに、オーストラリアと日本とでは彼らの待遇は天と地ほど違う。所変わればというやつだ。


こうなればハチの天敵、その名もハチクイの出番だ。
(根絶プログラムでも、ハチクイを利用するような事が書いてある)
頼んだぞ。

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