Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

チビフクロモモンガ

チビフクロモモンガ
ミナミハナフルーツコウモリの撮影中、何かトランプみたいな白いものが飛んできたと思ったら世界の滑空ほ乳類中、最小最軽量(10g?)を誇るチビフクロモモンガだった。久しぶり。質量的には確かにトランプ10枚分くらいのほ乳類ではある。上手く風を掴めば、滑空だけじゃなくて離陸とかも十分出来るんじゃないか。



皮膜がよくわかる1枚。

学名 Acrobates pygmaeus
英名 Fethertail Glider

Fethertail、の名の通りチビフクロモモンガの尾は羽の様な外見を持つ毛に覆われている。これが、体重の増加を伴わず表面積を稼ぎ、揚力やコントロール性を生み出していると見られる。
かつて使用されていたオーストラリアの1セントコイン(現在は廃止)に描かれるなど知る人ぞ知る生き物ながら、夜行性且つその極端な小ささ故、出会った事がある人は非常に少ないだろう。

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